300(DVD)
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2007/09/26
- メディア: DVD
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「ペルシアの軍船が嵐で難破するのを見たスパルタ人たちが、自分たちが何かやったわけではないけどものすごく大喜びする」屈指の名シーンを見た友人の「ここコカコーラのCMみたいだよね」との言葉に不覚にも笑ってしまった。
それはともかくコメンタリ見て気になったこと。
上映時に王妃パートいらねえなあと思ったのはおもに以下の理由による。
- 原作にない
- なんかしゃしゃっててうっとおしい
- 悪徳議員との昼メロとかいらない
- 援軍要請も間に合わなかったし、結局ディリオスだけでイナフ
とくに4番目。議員たちが「裏切り者だー!」「トレイター!」とか大喜びしてたのはいいけど、結局お前ら何もやってないじゃん。王妃パート丸ごと意味なくね?大体お前らのおかげでディリオスのアジが焦点ぼやけてね?
まあなんであれメリハリは大事だし、観客の多くだって二時間中ずっと腹筋を眺め続けるのは疲れることだろう。マーケティングとかポップコーンをいつ食べるかとか、映画における問題は決して解かれることがない。だからきっと王妃パートにも意味があったんだろう(僕は映画館では飲食しないので、王妃が出てくるシーンは暇をもてあましていた)。
とまあ大体そのように考えていたのだが、DVDのコメンタリを見て考えを改める機会を得た。それによると「歴史的にスパルタの女性は自立しており、例えば必要な情報を得るために自分の体まで利用することがあったと考えられている」、云々。
ふむ、じゃあ王妃パートは歴史に則してたんだ。なるほど納得ごめんなさい、とか言うと思ったかよこの野郎。監督コメントで思いっきり「これは歴史を基にした映画ではなく、あくまでフランク・ミラー作品の映画化だ。だから事実と異なる点だってある」って言ってんじゃねえか。歴史に則してるからっていらないものはいらない。そうですよねザック・スナイダー先生?
それとオラクルの裸踊りは水中で撮っていたというのがちょっと面白かった。