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フェイクシティ ある男のルール

ジェイムズ・エルロイが脚本だったことを知ったので(via: http://d.hatena.ne.jp/FUKAMACHI/20090213)、先週の金曜観に行った。 話の筋などは置いて、中盤「ジム・トンプスンの『おれの中の殺し屋』っぽいなー」と感じた。というのは、『おれの中の殺し屋…

民族の祭典/美の祭典

民族の祭典 ()" title="DVD>民族の祭典 ()">DVD>民族の祭典 ()出版社/メーカー: コスミック出版発売日: 2008/05/01メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 23回この商品を含むブログ (5件) を見るベルリンオリンピックの記録映画。買ったのは二本合わせて千円…

僕らのミライへ逆回転

http://www.gyakukaiten.jp/ あらすじ:さびれた町パセーイクのビデオ屋店員ジェリーとその悪友マイク。ある日マイクが発電所の電気を浴びて磁気人間になり、店のビデオテープがすべて消去されてしまう。折も折、常連のおばちゃんが『ゴースト・バスターズ』…

感想:片腕マシンガール

「『プラネット・テラー』って映画観たことある? 俺っち観てないケド、そんなカンジ」 流行に取り残されてはいけないと思い、ぼくもみんな大好き『片腕マシンガール』を観てみました 行った映画館は名古屋の映画館シネマスコーレ、若松孝二がオーナーなこと…

インクレディブル・ハルク

2003年のアン・リー版『ハルク』の失敗から反省をしたのか、一新してアクション多めなハルク映画のお出ましである。 なんといっても「先週のあらすじ」とばかりに開始五分でガンマ線照射実験と変身を軽くこなし、ブラジルのスラム街へ潜伏してしまうのだから…

『ウォンテッド』原作がかなり出来のいいメタフィクションな件

最近映画館によく行っている。『クローバーフィールド』と『ミスト』をハシゴしたせいで夢に触手が出てきたり、ついに公開されたパワードスーツに興奮してみたり。なかでも面白いのが本編観る前の予告編。変な映画の変さやエモエモしい映画のエモさはすべて…

サラエボの花

観てきました。ちょっとこれは感想書くのに時間かかりそうだ。 米沢穂信の『さよなら妖精』と重なるところがいくらかある、というとさすがに我田引水的なところがあるか。具体的な共通点って「真実の秘匿」と「悲劇的な暴露」ぐらいだし。あと「気付いたとき…

鏡に映ったハリー・キャラハン――『奴らを高く吊るせ!』

クリント・イーストウッド主演作品『奴らを高く吊るせ!』である。主人公ジェドは牛泥棒と決め付けられ、釈明も聞かれずにリンチにあう。危ういところで助かった彼は自ら保安官となり、その仕事をするかたわら自分をリンチにかけた奴らを探すのだった。が。…

ウォッチメン映画について

http://watchmenmovie.warnerbros.com/ 公式。グリーングラスのときの公式サイトにあった壁紙は今でも持っております。2006年公開とか書いてあんの。 http://rss.warnerbros.com/watchmen/2007/11/the_backlot.html おお、ガンガ・ダイナーにニクソンの選挙…

リベリオンについて

もう何度目かすら忘れたリベリオン脳内上映会を開いていたら、パートリッジが暗唱したイェイツの詩と副総裁の言葉が微妙にリンクしていたことにいきなり気づきました。「そっと踏んで欲しい、私の大切な夢だから」と「気をつけろプレストン、私の夢を踏みつ…

『第三の男』についてちょっと。

ブックオフで250円だったから思わず買ったんだけど、昔観たエヌ・ハー・カーのやつよりも明らかに字幕が低コストだった。それはともかく考えたいことはおもに二つ、「観客と主人公のズレ」と「ストーリィ上の主人公・演出上の主人公」である。 前者について…

続 夕陽のガンマン

続 夕陽のガンマン アルティメット・エディション [DVD]出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン発売日: 2007/02/02メディア: DVD購入: 3人 クリック: 21回この商品を含むブログ (33件) を見る『夕陽のガンマン』との関連…

300(DVD)

特別版(2枚組) [DVD]" title="300特別版(2枚組) [DVD]">300特別版(2枚組) [DVD]出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ発売日: 2007/09/26メディア: DVD購入: 3人 クリック: 42回この商品を含むブログ (134件) を見るヘルメット付き買っとけば良かったか…

トランスフォーマー

トランスフォーマー観にいきました。

片腕カンフー対空飛ぶギロチン

あらすじ:弟子たちを「片腕ドラゴン」にぶっ殺されて大激怒、屋根を突き破るほどの大ジャンプを見せたギロチン使いで盲目のお爺ちゃん「封神」と片腕ドラゴンの激闘を軸に、武道大会に現れたムエタイの人やダルシム、あと侍との死闘を描いたり描かなかった…

スーパー映画タイム

そんなことはともかくスーパー映画タイム。テスト週間にも関わらずTSUTAYAに入ってしまったのが運のつきだったのだ。 KILLBILL 久しぶりに観た。 どうやら僕はエル・ドライバーが好きらしい。取り立てて眼帯が好きだとかではなく、あえて言うなら看護服に着…

『WATCHMEN』映画化について

最近観た映画が三本とも原作つきだったせいか、『300』のザック・スナイダーに『ウォッチメン』はどう映画化されるのかということばかり考えている。かの作品のストーリーは冷戦構造があってこそであるため、時代設定や背景などそのまま映画化するのは恐らく…

プレステージ

クリストファー・プリーストの『奇術師』が原作。 かつてイギリスSF界で起こったアイデア派SF作家とストーリー派SF作家の論争において、プリーストはストーリー派の舌鋒として活躍した。しかしながら両派の作品を並べたときに、「こいつらって根っこは同じだ…

300

まず、この映画に対しアメリカンなマッチョイズムを云々という言説を弄することが無意味。だって登場人物のほとんどが腹筋の割れた半裸マッチョだから、マッチョイズムだとか脳筋だとかむしろ当たり前のことである。ビジュアル化された300の割れた腹筋の前に…