SF界とファンについての愚痴。

SF・FT・ホラー板のSF研スレが過疎板にしては恐ろしい伸びしてて吹く(ホラーって英字2字でどう略すんだろう。HO?HR?)。

ものすごくどうでもいいんだけど、SFとそれを取巻くファンみたいなものはそろそろ痛烈にDISっといたほうがいい。(以下ものすごい勢いで愚痴)

(以下の文は事実に基づいたフィクションであり、実在の団体・人間・小説ジャンルには大いに関係がある)

いやまーSF研入ったら何が驚いたって皆SF読んでないのね。でもまあ俺は心が広いから「君たち!SFの話をしろよお!」なんて橘高がはじめて筋少入ったときみたいなことは言わずにさ、部室の皆とにこにこ麻雀したりバキ読んだりメガドラしたり麻雀したりして、そのついでに部室の壁一面を占拠する青背桃背を読んだり、たまに皆に読みやすいSF勧めてみたりだとかSF研らしくするために骨折ってたわけ。そこで終わっておけば良かった、というかそれこそ至高の日々だったんだけど。
何が悪手だったのかははっきりしてる。二年の春に行ったSFセミナー、あれが最悪。なまじ内容が良かったから最悪。あれでSF界に期待持っちゃったのが俺痛恨のミス。それで俺「SFを読まないSF研会員にSFを読ませるにはどうしたらいいでしょう?」なんて聞いちゃってんのマジ馬鹿。そいつらがキッチリカッチリ答えられるようならSFここまで衰退してないじゃんってーのギャハ。んでホラ、サイト晒しあったのもアレだな痛すぎる。だって人が誉めたのをこき下ろすとかモニタの向こう顔が見えてると超……ねえ?迂闊に訳がクソとか言えなくなったし。このエントリ?このエントリはいいんだよフィクションなんだから。フィクションってのはね、嘘んこって意味なんだよ。そんなこともわかんねーなんて、あんた読みすぎじゃないの……フィリップ・K・ディックとかさ……。実際のSFファンダムの方々はそれはもう素晴らしい方々だと思っております。ひょっとしたらこれも嘘なのかもしれないけど。そう考えるとアレだ、イン殺の人の「全てかぎカッコでくくるメソッド」って実はスゲーんだなあ。おっとっと。
SF界最大のクソさってのは割と簡単かつ『ダムネーション・ゲーム』の訳と同じぐらいクソ度高くて、「イベントに来ないとSFファンとして認知してくれない」、これに尽きる。これがどれほどハードル高いかっつうのは多分誰にも分かんねーだろうから例を言おう。早川から毎年出てる『このSFがすごい!』もとい『SFが読みたい!』っていう冊子がありますね?今年度版からうちのSF研にも投票依頼が来て皆でにこにこ答えましたワーイワーイ。問題なのはだ、俺がSFセミナーに行った結果依頼が来たってことで、実際サークルとしてはなにも変わっていない、ただ会員の一人が気まぐれを起こして東京までイベントに出かけたただそれだけで「うちのSF研はSFファンのグループの一員として認められた」っていう。なんだそりゃ。10秒で映画一本分のデータが落ちてくるこのご時世に、「わざわざバカ高い交通費払って東京まで行って(京都でも可)参加費払ってわけ分からない人のえらそおな話聞かなければSFファンとして認められない」って、そんなファックな話があるかよだ。ふざけんじゃねえよ動物じゃねえんだよ。それに裏を返したら、きちんと活動しているSF研・SF小説好きを拾えないってことだ、これでは。イベントに出てSF研は完成する?何をやるか一週間前になっても分からないのに?それで出席するやつがいたらよほどの。
今年のSFセミナーもアレだったなあ。ウイスキーと日本酒ちゃんぽんで飲んでたから詳しく覚えてないしだいいち本会はラスト一コマしか出られなかったけど。ああ、合宿オープニングで伊藤計劃がJコレで本出す人と紹介されたとき場内が「え……誰なの……」ってなったのはちょっと面白かった。俺は一はてな村民として知ってたけど。←こーゆー自己主張いちばん嫌いなんだよアイドルオタの「俺はあいつが○○のバックダンサーだった頃から注目してきた!」みたいで。まあそれはどうでもいい。
で最高にアレだったのが今昔大学SF研諸事情っていう合宿企画。今思い返したら「昔」分多すぎだったけどさ。八割昔話なのギャハハ。まぁ生暖かく眺めつつ(SFやらなきゃSF研じゃないっつーならよー、ここの現役SF研会員は麻雀打ってんのかなあ?麻雀打ってなかったらSF研以前に大学生失格だよなあ)など考えてたワケだけど。その後の展開は今思い出してもムキムキするね。書こうかと思ったけど今さらながら超ムキムキしてきたし、書いたら多分ハイペリオンぐらいになるからやらない。


そろそろ結論を言う。SF小説好きはそろそろ団結したほうがいい。いや、団結しないことで団結するべきなのだ。我々が必要とするのはただ出版社のみ、得体の知れないぬえのようなファンダムなど太陽に打ち込んでしまえばいい。最近のSFつまんないねとか言いつつ新刊読んでもいないような老害ブラックホールに捨ててしまえばいい。「SFファンの平均年齢は毎年1ずつ上がる」とか笑いながらふざけたことを抜かすやつには平均年齢を下げるという高貴な役目を授けてやればいい。下らない楽屋落ちはもうこりごりだし、本の所持数を競ったりあれ読んだこれ持ってるそれ積んでるもうんざりだ。イベントに出なけりゃファンとして認知してくれない?そんなイベントこっちから願い下げだ。クソ。それと怠惰な大学仲間とやる麻雀こそ至高、ってことで。にしても黒丸文体の模写って意外にムズいね。三点リーダつけるだけで精一杯。