面白げな新刊

http://dccomics.com/comics/?cm=9774
第二次世界大戦のイフもの。マンハッタン計画の失敗によりアメリカ政府はプロジェクト・オリンポス――日本本土への上陸作戦を実行することになる。
ちょこっと試し読みができるので読んでみたけど、開始五ページで「将軍さん」が切腹、「帯刀」に介錯されてるのがなんとも期待を裏切らない。でも台詞は結構真剣なので期待できそう! そういえばスティーブン・ハンターの新作まだ読んでなかった。
まだリーフが出たばっかのようなので、反応見つつ単行本になったら買うかしよう。

『ウォンテッド』原作がかなり出来のいいメタフィクションな件

最近映画館によく行っている。『クローバーフィールド』と『ミスト』をハシゴしたせいで夢に触手が出てきたり、ついに公開されたパワードスーツに興奮してみたり。なかでも面白いのが本編観る前の予告編。変な映画の変さやエモエモしい映画のエモさはすべて予告編で分かると言っても過言ではない。こないだみてステキだなーと思ったのが九月にやるらしい『ウォンテッド』で、これが実に馬鹿馬鹿面白そうな映画。
http://www.choose-your-destiny.jp/
ほんでもって原作が実はアメコミというのを知り読んでみたくなったのも、馬が目前の人参を追うがごとく当然の出来事。

Wanted

Wanted


確かに映画化されるのも頷ける魅力的な筋立てだと感じた。だが同時に、これを忠実に映画化するのは、どんな映画監督にも不可能だと確信してしまった。
平凡な会社員がある日謎の美女に出会い、自分の死んだ父親が凄腕の殺し屋だったこと、自分もまた秘密組織の一員として殺し屋にならなければならないことを告げられ、否応無しに状況に巻き込まれていく……。そこは確かに原作も映画も同じだろうが、大きく異なることがひとつあって、それがこの"WANTED"というコミックを類稀なるものにしている。以下スーパーネタバレタイム。

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